税対策がなぜ必要か?
人が亡くなったときには、相続が発生し漠然と相続税対策が必要だと考えているお客様も多いものです。「どのような方に対策が必要で、なぜわざわざ税金を納める対策をしなければならないのか?」を考えていきます。
相続税の支払いは待ったなし!
こちらは相続税を納めるまでの10カ月間のスケジュールです。
スケジュールだけを見ると、スムーズにいきそうなものですが、それは遺産分割協議が終了している場合です。遺産をどのようにわけるのかを相続人同士で決議しておかないと、納税資金の額は決まりません。しかし、10カ月以内に相続税は支払わねばならないわけです。
本来ならば遺産分割協議が決着するまで待って欲しいところですが、まずは法定相続分で納税することになっています。一方で、遺産分割協議がまとまっていないと被相続人の預金を解約したり、不動産を売却することができないわけですから、納税のためにはすぐに使える現金が必要だということになります。
相続税を納める人の割合
平成27年の税制改正までは、お亡くなりになった方の4%くらいが対象でした。しかし、平成27年1月1日に相続税の基礎控除の額が変わり、基礎控除の額が6割まで下がりました。
このため、今まで(平成27年以前)よりも多くの方が相続税の課税対象になっています。以下のグラフのように相続税を納める方の割合が増えることになり、現在では約8%の方が納めています。より多くの方が、相続税の納税対策を考える必要が出てきました。
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