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「資産分散とは」をリリース

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 投資の基本

変額保険のご提案をする前に、そもそも「投資性商品の基本」について、お客様にご説明するケースが多くあります。投資性の金融商品について説明をしたときのお客様の反応は大きく2つに分かれると言われます。

A.危険なことはしない。
B.資産が増えるならば、ちょっと冒険したい。

Aの方は中高齢者が多く、これまでも元本を減らさないよう懸命な努力をされてきた方が多いと思います。失われた20年と呼ばれる時代にあっては、堅実で正しい選択をしてきたといえます。しかし、今後もそれが正しいとは言えません。公的年金制度の支給額が下がっていく中、まとまったお金に少しでも働いてもらわねば、増えないこと自体がリスクになってしまいます。「リスク=危険」という考え方を変えていただき、少しでもリスクを低減する方法を案内していくことが大事です。

Bの方は若い方が多く、お客様自身も若いから後で取り返せると判断しているケースが多いようです。しかし、若いからこそ失敗をして欲しくないものです。最初の失敗で大切な時間をロスすることになります。その後、年を経たときに、お金と時間を失った状態では再起できません。投資において「失敗は癖になっても、学びにはならない」と言うのは正しい説明だと思います。初めて投資するお客様が、血気づいて個別銘柄を購入する冒険を始めないよう、しっかりとリスク低減の方法をお伝えしておきましょう。

そこで、まずは投資信託による銘柄分散をご理解いただくのがよいのではないでしょうか?

 投資信託における銘柄分散

投資信託は複数の銘柄が入ることで銘柄分散が行われています。銘柄数とリスクの関係を見ると、銘柄数が少ないとその企業が破綻した際の価格変動が大きくなりますが、別の業種等へ分散をしていけばリスクが低減していきます。50銘柄以上でほぼ定常な状態に落ち着くと言われています。

銘柄分散とリスク

一般社団法人投資信託協会の2022年12月の統計よると、公募されている投資信託の数は5955本です。この中にはリスクをとって集中投資するポートフォリオや、一方で分散しすぎてパフォーマンスを損なうものもあります。

変額保険の良いところは、機動的にポートフォリオを見直して、常にお客様のコンディションにあったフォーメーションに変えていけるところだと思います。

 分散の方法

分散すれば、個別銘柄よりリスクは減るわけですが分散して購入する銘柄の相関性によって、分散がしっかりと機能しない場合があります。

銘柄の相関性と分散投資

値動きやカテゴリーが異なるものを組み合わせることが大切です。同じ業界の企業や、同じような値動きをするもの同士では、複数の投資先に分かれていても、分散投資したことにはなりません。

「資産分散する必要性を理解すること」と「実際に効果的な分散投資ができること」には大きな乖離があるといえるでしょう。

 お客様への解説のポイント

資産分散は直感的に理解いただきやすい概念です。しかし、分散の効果性ともなると分散する金融商品の相関係数など、少し難しいことをお話ししていかなければなりません。そこで嫌になってもらっては元も子もないところです。

資産分散の話をしていく中で、「この人はリスクをご自身でコントロールできる人だ」、「この人は数字が苦手でしばらく放ったらかしにしたい人だ」など、様々な特徴が見えてくるものです。

理解いただけたかどうかでなく、リスクコントロールができる人かどうかで判断していくためにも、まずは動画をご覧いただき、その上で感想をおっしゃっていただくところから始めるとよいのではないでしょうか?

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